旅客船の寄港好調

update 2005/4/12 10:05

 函館港の旅客船寄港実績が好調だ。過去10カ年の平均は11・4隻に上り、道内ではトップ。本年度も寄港済みの2隻を含む計13隻が、国内外から相次いで立ち寄る予定だ。ただ、利用客が短時間で楽しめるサービスの提供など、寄港地としての地位を高めるための余地は残されており、関係機関の一層の協力が求められている。

 市と函館港利用促進協議会、函館国際貿易センターが旅行代理店への売り込みなどを続け、寄港地として定着した。多少の増減はあるものの毎年度、10隻前後が入港しており、道内最多の実績を維持している。

 函館の強みは観光地として、一定の評価を受けていること。日本人向けの内航ツアーではすでに評価が定着しており、外国人を中心とした外航ツアーでも人気が高まっているいう。

 寄港地としての地位を固め、今後は利用客が陸上で楽しめるサービスの提供が課題となる。

 3月には官民の関係機関が函館地区クルーズ振興協議会が発足。寄港隻数の増加のほか、連携による新たなサービスの創出についても議論していくことを確認した。

 また、市は本年度、2隻が入港した際、新たな試みとしてふ頭で名物の塩ラーメンを提供。国内外の客双方に好評だったという。

 港湾空港部は「寄港数の増加そのものによる経済効果のほか、利用客の口コミにより、観光客全体の増加という波及効果も期待できる」と指摘。「誘致活動とともに受け入れ態勢の底上げにも力を注ぎたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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