函館駅前西口にパイロン設置

update 2005/4/12 10:04

　ＪＲ函館駅駅前広場の全面供用開始を受け、函館市と函館西署は１１日、同駅西口前に違法駐車対策のパイロンを設置した。２週間程度、状況を見た上で、効果について検討。パイロンの増設や撤去などについて判断する考えだ。

　市が主体に実施した駅前土地区画整理事業では、駅利用者向けの乗降所や３０分間無料の一般駐車場などが造られた。ただ、駐車場の存在を知らない市民が依然として多数いるほか、タクシーの客待ちや観光バスの乗り降りなどが後を絶たず、西口前はいつも車両で混雑しているのが実態。観光客に悪い印象を与える恐れなどもあり、関係者は対策に頭を悩ませていた。

　設置したのは西口に面する市道約４０メートルの区間。「駐車禁止」の文字が入った高さ約７０センチのパイロン２０個を置いた。市民やタクシー、バスなどに駐車禁止をアピールすることで、迷惑駐車の一掃を狙った。

　この日の作業には市の職員や同署員のほか、函館朝市協同組合連合会の役員らも参加。市交通安全課の高田洋課長は「市民らにはルールを守って、駅前広場を活用してもらいたい。違法駐車がなくなれば、観光客に限らず、住民も気持ちよく駅前散策を楽しめるだろう」と話した。(笠原郁実）

提供 - 函館新聞社

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