観光客へは親切、でも「ごみの投げ捨て」などマナーいまひとつ
update 2005/4/11 10:03
観光客に親切、でもマナーはいまひとつ―。函館市が実施した市民アンケートで、観光客から道順などを聞かれた際、どう対応しているかの問いに、住民の7割近くが「親切に答える」と回答した。ただ、市民の公共マナーについては「悪い」「大変悪い」の回答が合わせて7割近くに上り、モラルの低さが観光客に悪い印象を与えている可能性も明らかになった。
毎年行っている市民アンケートの一環。旧4町村地域を含む全市の2000人を対象に1月、郵送で実施。回答率は36・3%だった。
来函した観光客から道案内を求められた場合の対応について、66・7%が「親切に答える」と答えた。続く「聞かれたことには答える」も29・9%で、「知らないふりをする」は0・3%、「断る」は0%だった。
一方、公共マナーについての質問では「悪い」が53・7%、「大変悪い」が14・2%となり、合わせて67・9%。「普通」(26・7%)、「良い」(1・4%)、「大変良い」(0・3%)を大きく上回った。
このうち、「悪い」「大変悪い」の回答者が問題としたマナーは、複数回答で「ごみの投げ捨てが多い」(84・8%)、「交通ルールを守らない」(69・6%)、「車の運転が乱暴」(69・0%)、「ペットの放し飼いやふんの後始末」(58・4%)など。いずれも観光都市にはそぐわない内容が上位を占めた。
市広報課は「観光地の住民として、観光客へ親切に接しようという意識の広がりは読み取れる。ただ、マナーの低さは否めず、今後の課題になりそうだ」と話している。
提供 - 函館新聞社
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