市内、近郊のホテルでGW観光客受け入れ準備進む
update 2005/4/11 10:02
29日からのゴールデンウイーク(GW)を前に、函館や道南の観光業界は道内外からの観光客受け入れ準備に余念がない。函館市内や近郊のホテルではGW期間中、満室の日が出ている。観光地では期間中好天に恵まれ、多くの集客へつながるよう望みを託している。ただ、曜日配列に恵まれ最大10連休となったことから、他の観光地への流出を懸念する声も聞かれる。
湯の川観光ホテル(同市湯川町2)は3月上旬から道内や関東、関西方面から予約が入り始め、5月2日と4日以降を除いて満室状態となった。「昨年より連休が長期にわたったのが好材料となり、良い入り込み状況」と好調ぶりにほくほく顔。
函館大沼プリンスホテル(七飯町西大沼温泉)は29日から5月3日までがすでに満室。「昨年のGWチェックアウト後に、ことしの予約をしていく人もいた」といい、年明けには予約でいっぱいとなった。
ビジネスホテルの東横イン函館大門(函館市松風町)は5月3日がピーク。ホテルテトラ(同市梁川町)も堅調で、「これからが勝負」と意気込む。
観光施設の函館山ロープウェイは「夜景は天候に左右されるので全日晴れてくれれば」と期待を寄せる。一方で五稜郭タワーは「連休が長期にわたったことで、海外旅行や愛知万博に流れてしまうかもしれない」と心配する声も。
JR函館駅前と函館空港内に出店している高砂屋土産店は「売り上げ全体の7割前後を占める菓子類の伸びに期待」と、通常の2―3割増の商品をそろえる予定。
海外からは昨年、台湾からの中華航空やマンダリン航空、エバー航空など20便のチャーター便があった。函館空港ビルデングによると、「GW期間中は現在のところ乗り入れ申請はない」としている。ただ、各観光業界の収入や入り込み数を左右する“大口”だけに、GWにかかわらず動向が注目される。
提供 - 函館新聞社
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