石崎地主海神社で桜の記念植樹
update 2005/4/11 10:01
ヤエザクラの名所として知られる函館市白石町の石崎地主海神社(川島千恵子宮司)で10日、サクラの記念植樹が行われた。時折雨が降りつけるあいにくの天気の中、地元から約100人が参加し、101本の苗木を植えた。
同神社は1968年に改築する際に、松前町からヤエザクラ(遅咲き)を中心に約200本を移植。2003年には北海道故郷桜元気の会により「第7回ふるさと景観賞」に選定されるなど、隠れた桜の名所として親しまれている。
記念植樹は「紀宮さま御成婚」と「函館市合併」「同神社青年会発足」を祝うとともに、今後のサクラの維持・保存を目的に実施した。白い花びらが特徴のオオシマザクラ4本と、ともにヤエザクラのベニユタカ48本、カンザン49本を境内3カ所に、「大きくなあれ」と声を掛けながら植えていった。
サクラ生態に詳しく、植える種類を選んだ道教育大函館校非常勤講師の浅利政俊さん(七飯町緑町)は「ヤエザクラは通常のサクラよりも育成が難しいが、地元の人たちの協力を得ながら、今後も素晴らしい風景を守っていきたい」と話していた。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
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