道立美術館でロートレック展開幕
update 2005/4/10 13:21
「ロートレックとモンマルト展」(実行委員会など主催)が9日、道立函館美術館(函館市五稜郭町37)で始まり、大勢の市民らが斬新にデザインされたポスターや版画を観賞した。同美術館の2005年度最初の特別展で、5月15日まで開かれる。
ロートレックは、近代的ポスターの先駆者として19世紀のフランス・パリで活躍した画家。わずか36年間の短い生涯で、版画やポスターなど400点近くの作品を制作。世紀末のパリ・モンマルトの都市風俗を生き生きと描き、ポスターを芸術の域にまで高めた。
同展では、フランス国立図書館の所蔵品から選りすぐりの版画、ポスター94点に、シェレやボナールら同時代の作家のポスターや、ロートレックが影響を受けた日本の浮世絵版画など29点も展示している。
男性歌手や女性の踊り子など大胆な構図で個性豊かに描いており、来館者は一つ一つの作品をじっくり見ていた。同美術館の佐藤幸宏学芸課長は「他の画家と見比べることによってロートレックの作品がいかに斬新で優れているかを見て楽しむことができる」と話している。
観覧料は一般1000円、高校生・大学生600円、小中学生400円。
月曜休館(祝日と重なる場合は開館し、その翌日が休館)。問い合わせは同美術館tEL0138・56・6311。
提供 - 函館新聞社
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