函館―釜山間のコンテナ航路開設調印式/新航路に中国寄港の追加を示唆
update 2005/4/9 13:02
函館―韓国・釜山間にコンテナ船定期航路を開設する南星海運(韓国・ソウル市)と、函館港利用促進協議会(会長・井上博司函館市長)は8日、函館市内のホテルで友好協定に調印した。席上、同社の金英治代表理事は、同航路に、中国東北地方の港を追加する計画があることを明らかにした。函館の地元企業にとって、中国市場をにらんだビジネスに発展する可能性があり、井上会長は「中国への航路延長には大きなメリットがある」と実現に期待を寄せている。
同社は釜山をたち、新潟、苫小牧、八戸、函館を巡り、釜山へ戻る新たな航路の開設を決めている。運航は週1回で、第1便の入港は5月30日に決まった。函館には欧米産の木材などが入り、函館からは海産物などが積み出される見込み。
今回、明らかになったのは、釜山を起点に新航路と大連市など、中国東北地方の港を結ぶ計画。立ち寄る港の数や実施時期などは今後、具体的に検討されるとみられる。
調印式で金代表理事は「皆さんに満足してもらえるよう、サービス向上に努めたい」、井上会長は「航路開設は地域経済の活性化につながる。市としても貨物の確保に全力を挙げたい」などと話し、覚書を交わした。
提供 - 函館新聞社
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