北海道新幹線着工は5月21日に内定
update 2005/4/9 13:01
北海道新幹線新青森―新函館間建設の起工式が5月21日、大野町内の新函館駅予定地で開かれることに内定していることが、8日明らかになった。自民党・整備新幹線等鉄道基本問題調査会の小里貞利会長が同日、函館市内のホテルで開かれた渡島・桧山両総合開発期成会との会合などで明言した。
小里会長は「おおむね10年間」といわれる工期にも触れ、「少なくとも2013年までには打ち上げようと思っている」と2年程度短縮したい意向を示した。「課題は青函トンネルを通るJRの貨物列車が多く、トンネル内の工事は一日の作業時間が限られている。調整がつけば工期は短くなる」と述べた。
さらに、札幌延伸の可能性も強調。「函館までとした事業計画は07年度には見直す。その時までに1兆円の事業費を確保できるよう、調整を進めている」と説明した。
小里会長の来函は、中川義雄参院議員(道選挙区)の政経セミナーでの講演が目的。会合では、渡島・桧山管内の首長らが出席し、小里会長や中川参議に、新幹線の建設促進のほか、(1)北海道縦貫自動車道の整備(2)農林水産業の振興(3)公共事業予算の確保―などを要望した。
提供 - 函館新聞社
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