インフルエンザ依然猛威
update 2005/4/8 10:21
インフルエンザが依然として猛威をふるっている。市立函館保健所によると、感染症の発生動向を調べる市内11医療機関で、3月28日から3日までの1週間に確認されたインフルエンザの発生件数は198件。昨年同期と比べ10倍以上で、過去5年でも例がない異常事態。新学期を迎えた保育園や小学校などでは集団感染の危険性もあり、同保健保健予防課は注意を呼びかけている。
本年度(2004年11月―05年6月)の発生件数は3日現在で2625件。過去5年の総件数は1999―2000年度1006件、00―01年度138件、01―02年度1025件、02―03年度2261件、03―04年度1406件。本年度は3カ月を残し、これらの数字を上回っている。
本年度の特徴は、感染者数が長期間にわたり、多数で推移していること。例年、1週間当たりの発生件数は、1月下旬から2月上旬にピークとなって3けた台を数え、2月下旬から3月上旬に2けた台まで減少。この時期に、ほぼ終息する。しかし、本年度は1月下旬から常に3けた台の発生があり、勢いは衰えていない。
インフルエンザウイルスは低温・乾燥の状況下で活発に空気中を飛び回る性質があり、雪解けの遅れが発生件数を押し上げているとみられている。同課は「うがい、手洗いを再度、徹底してほしい。体調がすぐれなければ、すぐに病院へ」と訴えている。
提供 - 函館新聞社
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