函館市川汲で土砂崩れ
update 2005/4/8 10:21
7日午後3時25分ごろ、函館市川汲(かっくみ)町の道道函館南茅部線川汲トンネル付近で、縦30メートル、幅20メートルにわたりがけ崩れが発生した。土砂の一部が、同道道に流出し、さらに崩れ落ちる危険性があるため、函館土木現業所は同4時、函館側入口から14・6キロにわたり通行止めとした。撤去作業は天候の回復を待って8日朝から開始する。
現場は、同トンネルの川汲側出口から南茅部地域の市街地方向に約150メートルの地点。急斜面から土砂と数十本の木が崩れ落ち、道路脇の電柱1本も傾いた。停電の被害はなかった。同土現では雪解けで緩んだ地盤に、未明から降り続いた強い雨が重なったのが原因とみている。
8日は電柱の復旧作業を行った後、地盤の様子を確認しながら、崩れ落ちた土砂や木の撤去作業を行う。
この日は、道南各地で強い雨となり、午前2時の降り始めからの降水量は福島町千軒で64ミリ、函館市美原で22ミリ、同市川汲では53ミリを記録。函館海洋気象台によると、8日は朝から再び降り始めるという。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
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