事業所従業員対象に市立保健所が健康づくり指導・相談
update 2005/4/8 10:20
市立函館保健所は本年度、一般事業所の従業員を対象にした健康づくりの指導・相談事業をスタートする。各事業所が実施する健康診断で要指導とされた社員や、退職を控えた職員に適切なアドバイスをすることで、生活習慣病の予防につなげてもらうのが狙い。同保健所は今後、参加事業所を募る予定で、「積極的に利用してもらいたい」(健康増進課)と話している。
これまでの指導・相談業務は、職場で健康診断を受ける機会がない自営業者や主婦らが中心だった。ただ、事業所の従業員の中には診断で指摘された改善点について、実生活で生かし切れていない事例も見られた。
同保健所はこうした実態と生活習慣病の広がりなどを受け、事業所従業員への指導・相談業務の強化が必要と判断。新たな事業の実施を決めた。
同保健所の保健士や栄養士らが事業所へ出向き、「要指導」とされた従業に対し、糖尿病や高血圧など、生活習慣病を防ぐ日常生活での注意点などを解説。必要に応じ、個別の相談を受ける。
また、退職前後の従業員へは、同保健所が行う各種健康診断を紹介して受診を呼びかけるほか、生活リズムの変化に伴う体調の乱れなどについて、対処法を説明する。
具体的な開催方法や日程は今後、事業所側の要望を取り入れながら固めていく方針。初年度の参加者は合わせて600人程度を見込んでいる。
同課は「より大勢に健康づくりのきっかけとしてもらえるよう、できるだけ細やかな指導・相談を心がけたい」としている。
問い合わせは同課TEL0138・32・1532。
提供 - 函館新聞社
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