保健センター「健康づくりコース」好調、８割が女性

update 2005/4/7 13:16

　函館市総合保健センター（五稜郭町２３）で開かれている「健康づくりコース」の利用登録者数が２００４年度、１５００人を突破した。前年度を２０６人上回る１５２４人で、８割が女性だった。市立函館保健所健康増進課は「運動を習慣づける目的で開設したが、結果的に肥満解消につながり、ダイエットを兼ねた利用ニーズも高まっているのでは」とみている。

　同コースは、センターオープン当初の２００３年度から実施。健康診断や体力測定などを経て、個別プログラムを作るのが特徴。運動器具を備えた４階の健康増進センターで、健康運動指導士が作成した個別プログラムに沿い、約３カ月間（２５回）トレーニングする。終了後、９カ月間は１回４００円で利用でき、１年間にわたり同センターで運動を継続できる仕組み。

　昨年度の登録者内訳は、女性１１９４人（７８・３％）、男性３３０人（２１・７％）。世代別では５０―５４歳が２４９人（１６・３％）を占め、次いで５５―５９歳の２４６人（１６・１％）、６０―６４歳の２１３人（１４％）が続き、中高年層の利用が順調。一方、４４歳以下の各世代はいずれも１０％以下にとどまった。日中、通う時間のある中高年の主婦や、定年退職した男性の利用が多いとみられる。

　同コースを終了した人の中には再登録する人もおり、２月末までで２３２人が利用。再度、健康診断から始め、効果を確かめながら、新たなプログラムに取り組んでいる。

　１８歳以上の市民が対象で、利用登録は随時受け付けている。６日現在でプログラムの提供を待つ利用登録者は２８０人で、プログラムに沿ったトレーニング開始まで、１カ月程度かかる見込み。

　問い合わせは同課TEL０１３８・３２・１５１５。

提供 - 函館新聞社

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