石油製品一斉値上げ/市内ガソリン価格5円上乗せ、市民生活に影響も
update 2005/4/6 10:20
1日の石油元売り各社卸値引き上げを受け、函館市内や近郊のガソリンスタンドは6日、ガソリンなどの石油製品の一斉値上げに踏み切る。レギュラーガソリン1リットル当たり110―120円に5円程度上乗せするとみられる。昨年4月と比べると16円の上昇で、市民生活に大きな影響を及ぼすのは必至だ。
原油価格の高騰が要因。中国やインドでの需要の高まりに加え、為替の円安ドル高や不安定な中東情勢が拍車を掛け、1月から8・30円上昇している。
道南の石油小売業123社で構成する函館地区石油業協同組合(遠藤紘司理事長)では「卸値の高騰に歯止めがかからない。値上げは全国、全道的な流れ」と説明。「消費価格に転嫁するのは申し訳ないが、各社も苦しいので理解してほしい」と弁明している。
函館消費者協会が4、5日に市内や上磯町のガソリンスタンド24店に実施した調査によると、レギュラーガソリン(1リットル当たり)は前月比4・19円高の124・19円で4カ月ぶりに値上げへ転換。灯油も同5・39円高の62・30円で4カ月ぶりに60円台を突破した。
同協会の米田イツ会長は「消費者にとってはしようがないで片付けられない問題」と懸念。「道内の他地域の価格の推移を見守りながら、具体的な対応策を検討したい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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