若い世代にPR…野外劇が旧4町村の中学1年生招待

update 2005/4/5 11:36

 国の特別史跡・五稜郭跡を舞台にことし7月8日から第18回目の公演を開催するNPO(民間非営利団体)法人・市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)は、昨年12月に函館市と合併した渡島東部の旧4町村地域の中学1年生を公演に招待する。函館の歴史共有に向け、若い世代に野外劇をPRするのが目的だ。

 招待するのは日新中学校や恵山中学校など戸井、恵山、椴法華、南茅部の旧4町村の6校、約150人の中学1年生。日程は公演第1週の7月8日か同9日になる見通しで、今後詰めていく。 野外劇は、五稜郭公園の特設舞台で函館の歴史をダイナミックに上演する壮大な市民劇。函館市教育委員会の「ふるさと学習手引き」にも取り上げられ、函館の文化、教育の振興にも大きな役割を果たしている。

 本年度、旧4町村地域の子どもたちと、合併前の市の子どもたちとの交流事業に取り組む計画を立てるなど、市は一体感の醸成に努めている。同会も、函館の歴史の共有という観点で旧4町村の市民にアピールしていこうと、今回の企画を提案した。

 今月1日、同会の輪島幸雄理事長代行らが各教育事務所を訪れ、それぞれ賛同を得た。

 輪島理事長代行は「地域への恩返しの一つ。(旧4町村の生徒が)観劇によって、函館の歴史、文化の共有の一助になればと思い提案した。これを機会に野外劇に関心を持ってもらえれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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