外資系大手生保のアフラックが函館進出

update 2005/4/4 10:30

 外資系生命保険大手のアメリカンファミリー生命保険(アフラック)が4月、函館へ本格的に進出した。営業所を新設し、販売体制を強化。道南でのシェア(市場占有率)確立を目指す。函館に拠点を置く生保会社は、協会加盟社だけでも13社。アフラックの参入で、競争が激化しそうだ。

 テーオービル(函館市本町6の12)の7階に新設した。これまで、札幌や旭川、道東など道内に5支社を構えていたが、道南には拠点がなく、週数回、札幌からスタッフを出張させ、対応していた。「拠点を設けなれば、きめ細かなサービスは提供できない」と判断したという。

 同営業所がカバーするのは渡島・桧山支庁管内。代理店は72店で、笹原仁所長らスタッフ6人を常駐させる。「函館は30万都市で、ビジネスチャンスは多いはず。地域に密着したマーケティングを進め、顧客獲得に努めたい」と話している。

 アフラックの道内個人保険契約数は84万件で、道内トップ。全国でも、死亡保障型商品を主力とする国内生保が生産人口減少により苦戦する中、ユニークなテレビCMで保険料の安さを打ち出し、医療保険などで躍進。昨年9月中間期末では、個人保険分野(個人年金を含む)で戦後初めて、業界最大手の日本生命から首位の座を奪った。

提供 - 函館新聞社



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