タイヤ交換、大雪や寒の戻りで出足遅れ／ピークは今週末

update 2005/4/4 10:30

　大雪や寒の戻りで、出足は遅め―。函館市内では例年３月下旬にピークを迎えるタイヤ交換が、今年は遅れている。カー用品店やガソリンスタンドなどは「ピークは次の週末」と予測。朝晩は冷え込み、雪がちらつくなど安定しない空模様に、様子見が続いている。

　カー用品店、ジェームス西桔梗店（函館市西桔梗８３８）は２日に約３０台、３日午前中で１０台を交換。３０分待ちの時間帯があるものの、１日５０台程度をこなす繁忙期はまだ先のようだ。　同店は年明け、メーカーに夏タイヤを発注し、３月上旬に店舗入り口に陳列した。冬季と違い、ドライバーが自ら交換する場合も多いことから、店頭には油圧式ジャッキなど工具も充実。売れ行きはタイヤ同様、これからといった様子だ。

　同店の田村光弘店長は「４月に入ってもまだ寒く、不安定な天候。徐々に来店は増えつつあるが、次の週末が勝負になりそう」と話す。

　工業団地が隣接する場所柄、大型トラックの入店も多い横内タイヤサービス（同市港１）。「春は冬と違って、交換を焦らなくてもいい。今年は雪も多かったし、ドライバーものんびり換えるのでは」とする。

　「春は冬場ほど集中しないが、ここまで少ないとは。近年では例がない」と驚きの表情を見せるのは、ＪＯＭＯ湯川支所前給油所（同市湯川町２）。

　例年３月下旬には、１日平均１０台以上を交換しているが、３日は「数える程度」（同店）と拍子抜けの様子。タイヤの売れ行きもほとんど動きがないことから、次の週末には本格的な“春の訪れ”を願っている。（浜田孝輔、阿部里子）

提供 - 函館新聞社

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