函館空港ターミナルビル計画の8割完成/一部供用開始

update 2005/4/3 15:27

 改築工事中の函館空港旅客ターミナル(函館市高松町)が1日、2階出発ロビーの供用を開始した。3階までの吹き抜けにし、開放感を演出したほか、エスカレーターや階段を設置して、利便性を向上させた。CIQ(税関・出入国管理・検疫)手続きの前にくつろげる待合室や屋根付きの身障者用の駐車帯も新設するなど、計画の8割が完成。6月のグラウンドオープンに向け、着々と準備が進められている。

 運営する函館空港ビルデングによると、工事は2002年から始まった。完成した部分から順次使用しており、この日は、1階到着ロビーもほぼ全面開放された。出発ロビーは、搭乗者の待合場所を確保するのが狙いで、「座るスペースを増やしてほしい」との利用者の要望を受け、ベンチ約60人分を並べた。エスカレーターは、以前からあったロビー脇のものと対をなし、上り・下りが可能となった。

 CIQの待合室は、入国手続きで混雑した時の休息スポット。大型機材が飛来した時に使用する。広さは約300平方メートルで、トイレと約100人分のベンチを用意。37インチのテレビ2台を置き、中国・韓国語の観光PR映像を流す。

 屋根付きの身障者用駐車帯は10台分を確保。道内では、新千歳空港の16台に次ぐ規模で、同ビル正面中央に設けた。既に供用開始している歩道ルーフと連結しており、利用者は風雪を避けてビル内に移動できるという。

 グラウンドオープンは6月2日。3階の送迎ホールや展望デッキ、飲食店のテナント部分も同時に開店する予定。(阿部里子、喜多真哉)

提供 - 函館新聞社



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