開陽丸の復旧工事が完了…1日から一般公開を再開

update 2005/4/2 10:20

 【江差】昨年9月の台風18号で大きな被害を受けた、江差町姥神町の「開陽丸」の復旧工事が完了し、1日から一般公開を再開した。

 箱館戦争当時、江差沖で座礁・沈没した旧徳川幕府の軍艦「開陽丸」を復元したもの。施設部では、江差港から引き揚げられた大砲や銃火器類をはじめ、さまざまな遺物を展示している。

 管理する財団法人・開陽丸青少年センター(理事長・濱谷一治町長)は、年明けから復旧工事に着手。桟橋を架け直したほか、海水で痛んだ展示スペースの床材約130平方メートルを張り替えるなどした。3月末には、町内の歴史ファンらでつくる「開陽丸友の会」(石橋藤雄会長)の会員が清掃活動に参加。被災前と同じ状態で再オープンを迎えた。

 飯田富洋館長は「本格的な観光シーズンを前にオープンにこぎ着けることができた。今年も多くのお客さんをお待ちしています」と、安どの表情を見せた。

 4―10月までは無休。11月―3月は毎週月曜、祝日の翌日は休館。公開時間は午前9時―午後5時。入館料は大人700円、高校生以下300円。問い合わせはTEL01395・2・5522。

提供 - 函館新聞社



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