江差で立茎アスパラ初収穫始まる
update 2005/4/1 10:32
【江差】江差町鰔川(うぐいがわ)のアスパラ営農ハウス団地で、昨年から栽培を始めた立茎アスパラの春芽の初収穫が始まった。立茎アスパラは檜山管内で期待を集めている高収益作物で、地域ブランド商品として成長が期待されている。
収穫は3月下旬にスタート。ハウスの外がまだ薄暗い午前6時すぎから、約20センチの長さに育ったアスパラを、農家が1本ずつ丹念に刈り取る。作業に当たる農家は「生で食べても甘みを感じる」と、高い品質に胸を張る。春芽は10アール当たり約700キロの収穫を見込んでいる。
収穫後は団地内で選別し、長さを切りそろえた上で、厚沢部町の野菜共選施設に搬送。主に札幌方面に出荷される。
1キロ当たりの平均単価は約1800円。3月下旬は品薄で、道内の他産地に先駆けて出荷を始めたこともあり、4000円近い高値を付けたという。
同団地は、鰔川モデルハウスアスパラガス団地協議会(澤口辰夫会長)が運営。町内の農家7戸が共同で35棟(177アール)の大型ビニールハウスを建設。昨年6月に種まきを行い、ハウス内で種苗を育ててきた。
町は、江差産アスパラのブランド化とともに、地産地消の推進を検討。町内の小売店や宿泊施設、飲食店などでの販売・提供に向けた体制整備も進めている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。