HTC所属の村田君(千代田小4年)が室内テニス大会で2冠を達成
update 2005/4/1 10:31
このほど札幌宮の沢屋内競技場で行われた、2005北海道ジュニア室内テニス選手権大会兼全国選抜ジュニアテニス選手権大会北海道予選会(道テニス協会主催)の男子10歳以下シングルスで、HTCの村田捷樹(千代田小4年)が優勝した。村田は1月の北海道インドアジュニアテニストーナメントでも優勝しており、室内2冠とHTC選手史上初の同大会優勝を達成した。シーズンインを迎え、「屋外の大会でもたくさん優勝したい」と、気持ちを高めている。
村田はテニスを始めた1年生の冬場、鹿部町の体育館で室内練習を積み、自宅ではカレンダーの裏面に「15―0」「30―15」などと、何度も書き、スコアやルールを暗記。翌春から本格的に試合に参戦した。室内はいわばテニス選手としての出発点。今シーズンは、その室内大会で、見事に結果を残した。
身長132センチで、実際より低い学年に間違われることも。だが、冬場に五稜郭公園のランニングで力を高め、持久力と精神力をつけた。大会には第1シードながら「緊張やプレッシャーはなかった」ときっぱり。持ち前の攻めるテニスで勝ち進んだ。
初日の1回戦では調子が上がらなかったが、同行した舟田将人コーチの「打点に近づいて」とのアドバイスで復調。準決勝は拾いつなぐ相手に手を焼いたが、集中力を切らさずコースを狙ったショットで、8―5で退けた。3セットマッチの決勝戦は第1、2セットとも2―3とリードを許したものの、4ゲームを連取し6―3、6―3で勝ち初出場、初優勝を飾った。
「ノータッチエースや深く入るスピンなどを心掛けた」と本人も振り返り、舟田典夫コーチも「攻撃的なテニスができるようになった」と話すなど、攻めの気持ちを失わない姿勢が成長と室内2冠をもたらした。「目標は室内でも屋内でも、どの年代でも勝ち続けること」。あどけない笑顔の中にも闘志を見せて、屋外でのさらなる飛躍を誓っている。
提供 - 函館新聞社
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