函館地域リサーチ&ビジネスパーク構想/推進協設立へ骨子確認
update 2005/3/31 10:14
研究開発から事業化まで一貫した仕組みを地域ぐるみで作る「函館地域リサーチ&ビジネス(R&B)パーク構想」(仮称)推進協議会の設立準備会が30日、函館市桔梗町の市産業支援センターで開かれた。市の呼びかけで集まった市内の大学、経済界、行政の関係者が、構想の骨子を確認。策定に向けて意見を出し合った。
構想は、北大北地区周辺(札幌市)で進められている「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」と同様の性格を持つ地域を、全道に広げようとする道の働きかけに応えたもの。函館では、函館市とその周辺地域をエリアとする。
会合には、市や道をはじめ、函館商工会議所、大学など9機関から約20人が出席。市商工観光部の桜井健治部長は「函館市は都市エリア事業など、全国的にも産学官連携の推進基盤が充実していると評価を受けている。水産についての学術研究拠点として、環境の整備に取り組みたい」と呼び掛けた。
構想の骨子は(1)研究機関など施設の存在や実態、役割(2)産学官連携や起業家の支援組織と制度の実態(3)産学官連携による研究開発の取り組み状況―をそれぞれ把握すること、と確認。その後、施設整備や施策の導入、研究開発の方向性について、ソフト面に力を入れて模索していく。
次回会合は4月下旬。5月中旬には同構想推進協議会を設立し、6月下旬には構想を策定する予定。
提供 - 函館新聞社
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