道警と陸自で着任会見

update 2005/3/30 09:23

 道警函館方面本部の久門孝三本部長(58)と陸上自衛隊の小林博史第28普通科連隊長兼函館駐屯地司令(45)の着任会見が29日、両所で開かれた。ともに、函館での勤務は初。歴史情緒あふれるまちに親しみ、管内の住民が安心して暮らせるように努力したいと抱負を述べた。

 久門孝三本部長は着任会見で「道南の安心・安全を守る重責に緊張しながらも、地域の協力を得ながら全力で責務を全うしたい」と抱負を述べた。

 久門本部長は十勝管内更別村出身。1966年に巡査として第一歩を踏み出した。岩内署長、釧路署長などを歴任後、道警本部交通部長を経て、28日付で着任した。

 昨年6月に函館市東川町で起きた殺人事件や、相次ぐコンビニ強盗など未解決の凶悪事件に触れ、「関連情報の見直しをするなどし、容疑者の割り出しを積極的に進めたい」と語った。

 一連の道警報償費問題に関しては「適正かつ効果的な予算執行に万全を期す」と信頼回復を約束した上で、「道南を全道で最も治安の良い地域にしたい」と決意を表明した。(森 健太郎)


 小林博史連隊長は着任会見で「『市民と道民の幸せ』を胸に、愛情を持って隊の指導に当たりたい」と抱負を述べた。

 小林連隊長は長野県出身。1982年に入隊し、東京と旭川を中心に陸上幕僚監部(陸幕)管理部会計課予算班長などを歴任。28日付で連隊長に就任した。

 函館の印象などについて「外国文化を受け入れ、歴史や情緒のある街。散策が趣味なので、あちこち足を運んでみたい」と語った。

 2002年に網走管内佐呂間町のサロマ湖で起きたプレジャーボート転覆事故では、救助指揮を執った。小川連隊長は、道南での災害派遣について「駒ケ岳の火山活動や青森県で建設予定の原子力発電施設など災害対策が重要。関係機関と連携をとり活動したい」と意気込みを見せた。(佐々木 司)

提供 - 函館新聞社



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