知内でカキ土手なべ用みそが人気

update 2005/3/30 09:21

 【知内】特製みそで、知内特産のカキをバックアップ―。同町森越の伊藤商店(伊藤秀美店長)で販売している、生カキの土手なべ専用の「特製みそ」が好評だ。いったん製造を中断したが、根強いファンの声に応え3年ぶりに復活。同店は、ふるさとの自慢の味をアピールし、いずれは全国へ発信したいと意気込んでいる。

 特製みそは、伊藤店長の母、いつ子さんが10年ほど前に考案した。いつ子さんの同級生が、全国的なカキの産地、広島県に住んでおり、同様の商品をお土産にもらったのがきっかけ。

 当時、知内町ではカキの養殖を始めたばかり。広島のみそにヒントを得たいつ子さんは親交のある服部醸造(八雲町)の協力を得て、1年がかりで試作品が完成。広島産は甘めのため、「道民の口に合うように改良した」(伊藤店長)という。

 みそは4人前で、1袋250グラム270円。土手なべはみそ1袋と水を入れたなべを強火で煮立て、白菜、カキ、シイタケ、豆腐、ネギなどを加えて出来上がり。

 発売当時は、年間平均で400―600個が売れたという。復活となった今年は、220個製造し、既に170個を販売した。特製みそはタラなべやおでんなどにも使える。

 カキの旬は冬期間。同店では特製みその復活で、来年の冬に向け、カキや野菜などの具に、みそを加えた「かき鍋セット」の準備を進めている。伊藤店長は「自然の恵みが楽しめる知内の味覚を、全国に発信できれば」と話している。

 みそは、同店の店頭でも購入可能。商品に関する問い合わせは、同商店TEL01392・5・5011。

提供 - 函館新聞社



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