水族館アンケート、高い関心も赤字建設は反対

update 2005/3/28 10:02

 道南市民オンブズマン(大河内憲司代表)は、函館市の水族館建設計画についてのアンケート結果をまとめた。計画を知る市民は過半数を超え、関心の高さをうかがわせた一方、赤字施設の建設については6割以上が反対の意思を示した。同オンブズマンは「市民は水族館建設を最優先の事業と考えていない。市はこの声を受け止め、計画を再考すべきでは」と指摘する。

 市民800人を対象に2月、郵送や電話の聞き取りなどで実施し、回答率は74・12%。回答者の世代別内訳は10―20歳2・2%、21―30歳13・3%、31―40歳21・1%、41―50歳29・7%、51―60歳16・5%、61歳以上12・6%、不明4・6%だった。

 市が「海の生態科学館」の建設を計画していることに関する問いには、64・1%が「知っている」と答え、「まったく知らない」の7・4%を大きく上待った。年間7000万円から1億円の赤字が出ると試算されていることについては、「まったく知らない」(42・2%)、「あまりよく知らない」(34・5%)の順に多く、「知っている」は16・2%にとどまった。

 社会教育施設として、赤字を受け入れ建設すべきかとの質問には、「反対」が62・9%に上り、「賛成」の12・0%を大きく引き離した。

 また、水族館よりも優先すべき施設建設はあるかとの問いは、「ある」が48・9%で、「特になし」は47・2%だった。「ある」とした回答者からは、具体例として、大門地区の再開発や高齢者向けのまちづくり、若者の雇用の場創出などが挙げられた。

提供 - 函館新聞社



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