江差追分渡島協議会が第1回発表大会

update 2005/3/28 10:02

 江差追分渡島協議会(市戸脩会長)の第1回発表大会が27日、函館市公民館で開かれ、渡島管内の江差追分会の会員ら81人が出場し熱戦を繰り広げた。一般1部、同2部、熟年の3部に分かれ、哀調を帯びた歌声を披露。江差追分全国大会の出場経験者が対象の一般1部は、新保てい子さん(八雲支部)が初代優勝者に輝いた。同2部は秋葉愛子さん(八雲支部)、熟年の部は松浦エツさん(澄声会)が頂点に立った。

 出場者1人ひとりが順番にステージに立ち、緊張した面持ちで発表。声量が続かず息切れしてしまう人もいたが、それぞれ日ごろの成果を発揮し、観客も盛大な拍手や声援を送っていた。アトラクションでは、市戸会長と石田盛一副会長の両全国大会日本一経験者がそれぞれ江差追分を披露した。

 一般1部を制した新保さんは、昨年の江差追分全国大会で準優勝を果たした実力者。プレッシャーに加え、風邪でのどを痛めていた。しかし発表では、目をつぶり情景を思い浮かべながら、安定感ある歌声で貫録を示した。「心を落ちつかせて歌いました。体調が万全でなかっただけに、優勝は信じられなかった。本当にうれしい」と喜びに浸っていた。

 同部2位には三谷早苗さん(八雲支部)が続き、2部では秋葉さんが優勝するなど仲間も好成績を収め、「和気あいあいと仲良くやってきたので、本当によかった」とうれしさも倍増。

 地区レベルで新たに大会が開催されたことについても新保さんは、「大勢の前で歌える場がひとつでも増えることは、良い刺激になり勉強になります」と歓迎する。目標はやはり全国大会日本一。「今回の優勝はこれからの励みになります」と活躍を誓った。

 大会を終え、市戸会長は「緊張している人が多かったが、このような公の場を経験することによって気持ちよく歌うことができる。次回の成果に期待しています」と振り返っていた。

提供 - 函館新聞社



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