道外居住者アンケート、函館堂々の好感度1位
update 2005/3/28 10:00
函館は、道外居住者の好感度ナンバーワン―。釧路公立大地域経済研究センター(釧路市)が実施した道外居住者向けのアンケートで、このような結果が出た。小樽や札幌を抑えての堂々の1位。ただ、近隣の大沼公園が20地域中最下位で、“函館圏”としては手痛い評価が出た。
調査は昨年12月、同センターのセンター長を務める小磯修二教授が、インターネットを通じて実施した。対象は3回以上道内を訪問したり、1カ月以上道内に滞在したことのある15歳以上の道外居住者300人で、評価地域は、観光客入り込み数や延べ宿泊者数を基準に上位20カ所を厳選。道南では函館のほか大沼公園も対象に選ばれた。
評価の方法は(1)自然や風景(2)食(3)街並み(4)宿泊(5)買い物・土産品(6)訪問意向(7)居住意向―の7項目で、5段階評定をしてもらい合計点数で各地域の順位を決めた。
函館はこのうち5項目でトップに。1位を逃した「居住意向」は、圧倒的な人気だった道都・札幌に続く2位。「自然や風景」では、摩周湖・屈斜路湖、富良野市、知床の豊かな自然が広がる地域に次ぐ4位で、都市部では最上位だった。
大沼は「ほかの地域と比較したときの知名度の低さから」(小磯教授)、全項目で11位以下の結果。「街並み」で11位、「自然や風景」で12位、総合では20位だった。
小磯教授は「函館は道外居住者にとって圧倒的にイメージが良い」と評価しながら、「イメージの良さを地元の人がどれだけ意識できて、どう使い切れるかが今後の課題」とみている。
提供 - 函館新聞社
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