有効求人倍率0.53倍/求職者ニーズとのミスマッチ改善されず
update 2005/3/26 13:43
函館公共職業安定所が25日発表した渡島・桧山管内雇用失業情勢によると、2月の求職者1人に対する求人数を示す月間有効求人倍率は、前年同月比0・05ポイント上昇の0・53倍と10カ月連続で前年を上回った。数字上の回復は道外・パート求人の増加によるもので、求職者の9割が希望する「正社員採用」や「地元での就職」のニーズとはかみ合わないまま。雇用のミスマッチが改善される兆しは見えない。
月間有効求職者数が9646人と同3・3%減だったが、求人数は5077人と同6・5%増。月間有効求人倍率のアップにつながった。
ただ、江差出張所管内(江差、上ノ国、厚沢部、乙部、熊石、大成の6町)の低迷が著しく、月間有効求人倍率は0・27。建設業の不振が影響しているためで、2004年2月から続く0・20台から、抜け出せない。
新規では、求職者数が同5・2%減の2549人、求人数が同12・7%増の2260人。先行指標となる新規有効求人倍率は同0・14ポイント上昇の0・89倍と2カ月連続のプラスを確保した。
業種別の求人は、メーンのサービス業が同15・1%増(984人)と二けた台の伸び。卸売・小売業、飲食店が同30・0%増(550人)、製造業も同35・5%増(313人)と好調だった。
常用パート求人の割合は同1・7ポイント上昇の33・8%と増勢基調。道外就労の求人(5人以上の事業所)も13・3%(148人分)と高水準。同職安は「厳しい雇用環境」とみている。
提供 - 函館新聞社
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