84年の歴史に幕/森町で閉町式
update 2005/3/26 13:42
【森】4月1日に砂原町と合併し、新「森町」となる森町は25日、町内のプラザ武蔵で閉町式を行った。関係者ら約250人が出席し、1921年の開町から84年にわたる歴史を振り返りながら、新たな時代への出発を誓った。
湊美喜夫町長は式辞の中で「17世紀初頭から村落が形成されていた歴史ある森町はいったん幕を閉じるが、砂原町という最良のパートナーを得て、新森町として力強く未来に羽ばたきたい。1929年の駒ケ岳大噴火や61年の大火などいくつもの災害を乗り越えてきた住民の結束力を、厳しい時代を乗り切る原動力にしていきたい」と述べた。
来賓の前田晃渡島支庁長が「平成の大合併において、対等合併では道内第1号。駒ケ岳と内浦湾を共有し、古くから生活圏が密接に結びついている両地域がスムーズに一体となれるよう期待する」とあいさつ。砂原町の梶谷恵造町長は「少子高齢化が急速に進み、地方自治体が厳しい財政状況に追い込まれている現在、森町との合併は最善の選択だと確信している。『合併してよかった』と住民に思われる町づくりを目指したい」と話した。
最後に「蛍の光」が流れる中、湊町長と杉浦幸雄町議会議長の手によって町旗が降納され、森町の歴史に幕が下ろされた。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
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