あすからヒグマ捕獲

update 2005/3/25 10:22

 ヒグマの捕獲が26日から5月11日まで、八雲町など渡島半島の25市町村で行われる。道によると、今回の捕獲は、昨年までの「春季管理捕獲」のように単に人や作物への被害を食い止める目的ではなく、ヒグマ対策のハンターを育てて地域の危機管理体制の充実を図るのが狙いという。

 「人材育成のための捕獲」では、経験の浅いハンターにベテランが付き添って指導する。実施主体も市町村からハンターになり、捕獲申請もハンターが行うことになった。道の許可を受けた日から、5月11日までの最大41日間、ヒグマを捕獲できる。

 捕獲数は1件の許可申請ごとに定め、その頭数は1件の許可申請者の数と同じとする。例えば10人で許可を申請した場合、申請者全体で10頭までの捕獲が認められる。当初は捕獲数を1人1頭とする案もあったが、熟練ハンターが捕った後に入山できなくなるなどの懸案があり、安全に技術を同行者に伝えることができるようにした。

 半島全体の年間捕獲数は、従来の春季捕獲と同様、オス39頭、メス10頭の計49頭が上限。半島を6ブロックに分けて7―15頭を割り振った。ブロック内で上限に達すれば中止を勧告する。子連れグマの捕獲や穴狩りを禁止することでメスを保護し、地域個体群の絶滅を防ぐ。

提供 - 函館新聞社



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