市内の公園、雪解けたら犬のふん

update 2005/3/24 11:01

 函館市内の公園では、雪解けとともに、隠れていた犬のふんが目立ち始め、通行人の足元を妨げている。心無い飼い主が、ふんを持ち帰らなかったのか、野犬が残していったのかは不明だが、ウオーキングを楽しむ人や、公園管理事務所からは「こんなにふんが多いのは初めて」と憤慨の声が起こっている。

 「6回目の春を迎えたが、こんな光景は初めて。今年は積雪が長かったので、隠した量が多かったのでは」。市文化・スポーツ振興財団の屋外スポーツ施設管理事務所の職員は驚く。同市千代台町のオーシャンスタジアム外周では、歩道の真ん中にも大量のふんが見られる。職員は「夏は人目があり、飼い主もきちんと処理するが、人目の少ない冬はそのままにするのでは」と分析する。

 同所の清掃管理をする市住宅施設公社では「冬期間の担当者は少なく、時間も少ない。トイレなどの掃除で追われ、歩道を見る時間は取れない。ましてや雪に隠されたふんは分からない」と、すきを突くかのような行為に憤りを隠せない。

 市保健所生活衛生課動物衛生係によると、同市には「蓄犬取締および野犬掃とう条例」があり、飼い主は公共の場所や道路をふんで汚してはならないという規定があり、罰則も設けられている。

 同係では「日ごろから市民に対し、犬のふんは持ち帰るように啓発し、見張りの目を厳しくしているが、残念な話は各地から寄せられる」と、頭を痛める。

 オーシャンスタジアムの外周歩道は、4月から公社の担当者が増え、道路はきれいになるという。飼い主のモラルが問われる春になる。

提供 - 函館新聞社



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