若年者就職サポート対策事業/カウンセリングや研修で支援
update 2005/3/23 12:00
函館市は新年度、若年者就職サポート対策事業をスタートする。高卒者の就職難や早期離職、就職も進学もしない「ニート」の増加など、若年者を取り巻く就労問題は年々深刻化している。事業ではカウンセリングや研修などを通じ、若者の就職を支援する。
函館公共職業安定所の調べによると、求職者のうち、最も人数が多い世代は29歳以下の若年層。また求職者の中で、1年以上仕事をしていない無業者の数もこの層が最多となっている。これらの状況を受け、市は独自事業の立ち上げを決め、新年度予算案に事業費200万円を盛り込んだ。
メーンとなるのは専門家によるカウンセリング。対象は高校卒業後からから29歳までの20人で、1日6時間の合同カウンセリングを5日間行う。適正や能力を踏まえた職業選びのヒントをはじめ、履歴書の書き方や社会人としてのマナーなど、幅広く学ぶ。
合同カウンセリングの終了後、さらに4日間、個別のカウンセリングをするほか、希望者にはインターンシップ(就業体験)の場を提供する。インターンシップ終了後にも個別カウンセリングを実施。これらを通じ、就業に対する意識を高めてもらい、就職に結びつけてもらう。
このほか、若年者約100人を対象に、就業についてのシンポジウムも開く。
ともに新年度の早い時期の開催を予定しており、市労働課は「人数は少ないが、同世代の努力する姿が、ほかの若者にも波及していけば」と期待している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。