未来大がハリファクス市の大学と学術交流締結へ
update 2005/3/23 11:59
公立はこだて未来大学(中島秀之学長)と、函館市の姉妹都市、カナダ・ハリファクス市のダルハウジー大学が学術交流協定の締結に向け、準備を進めていることが22日、分かった。詳細については今後協議するが、協定締結は新年度中になる見通し。未来大が学術交流の協定を結ぶのは2000年の開学以来、国内外を問わず初めて。
函館市の一行が昨年、ハリファクス市を訪ねた際、ダル大側から交流の打診があった。ダル大はカナダ有数の名門で、約1万2500人が通う総合大学。コンピューター科学部もある。IT(情報技術)関連に特化したシステム情報科学部を持つ未来大は「姉妹都市であることに加え、研究対象が共通の学部があり、交流には最適の大学」と判断した。
協定の細部は未定だが、学生や教員の相互派遣をはじめ、共同研究の実施や学術資料の情報交換など、幅広い交流が進められるとみられる。
ダル大の助教授でハリファクス・函館交流協会会長のトマス・トラッペンバーグ氏が同日、市役所に井上博司市長を訪ね、あらためて協定締結への意思を伝えた。これに対し、井上市長は「大変ありがたい話。共通の研究分野も多く、交流の推進に期待したい」と意欲を示した。
未来大事務局は「国際感覚を身に付けられる上、他大学の研究の手法を知る機会にもつながり、大学として大きなメリットがある」としている。
提供 - 函館新聞社
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