新幹線工事着工でなくなる?/ドラえもん海底ワールド

update 2005/3/23 11:59

 青函トンネル内の吉岡海底駅にあるアミューズメントスペース「ドラえもん海底ワールド」が、ことし限りで廃止となる可能性が出てきた。2005年度の北海道新幹線(新函館―新青森)着工によるもの。トンネル内の軌道拡張工事が始まると、資材置き場に利用される場合があるためだ。

 同ワールドは1998(平成10)年3月、青函トンネル内にある2駅のひとつ、北海道側の「吉岡海底駅」に付属する待避所を利用して作られた。海面下約150メートルに位置し、面積は約900平方メートル。実物大の「のび太の部屋」やドラえもんの誕生秘話を紹介するコーナー、海底駅ポストなどが設置されている。

 運営するJR北海道によると、トンネル内はスペースが限られていることから、道新幹線の着工で、資材置き場への利用が想定される。さらに、15(平成27)年度とされる青函開業後は、停車駅にならない可能性もある。同駅へのアクセス方法が列車だけのため、この場合は存続が困難という。

 同ワールドは、03年度に運行を始めた「ドラえもん海底列車」などが好評で、ファミリー層を中心に人気が高い。同海底駅の乗降客数は、03年度が3万7547人で、04年度は4万人。05年度も前年度並みを見込んでおり、ことしは3月26日から10月10日までの運行が決まっている。

 JR北海道によると「今後海底ワールドを存続させるかどうかの決定は、新幹線の工事計画が決まる4月以降になる」という。

提供 - 函館新聞社



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