函館公共職業安定所が旧函館税務署庁舎に移転

update 2005/3/23 11:59

 函館公共職業安定所が22日、函館地方合同庁舎(函館市新川町25)から、隣の旧函館税務署庁舎(同町26)に移転し、新庁舎での業務をスタートさせた。

 同職安の来庁者は1日1300―1500人。函館経済の低迷を反映し、慢性的に込み合っている。これまで合同庁舎1、2階に入居していたが、手狭となり、空き屋だった旧税務署庁舎に移った。

 建物は鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積が1470平方メートルで、広さは合同庁舎時代の1・6倍。利用者がゆったりできるスペースを確保した。1階には職業相談窓口やパソコン検索コーナーを設置。個別面談のカウンター19席には、プライバシーに配慮するため、仕切りを取り付けた。

 この日も、職を求める人たちで終日混雑した。来庁者の多くは「きれいになったし、相談窓口についたてができて、隣の人に気兼ねなく話せるようになった」(市内40代女性)などと評価。ただ、「施設を新しくするのもいいが、それよりもっといい仕事を見付けてほしい」(市内20代男性)と厳しい指摘も上がっていた。

提供 - 函館新聞社



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