飼い主が行方不明―函館ワン・ニャンレスキューが犬5匹保護
update 2005/3/23 11:58
飼い主が行方不明になったまま自宅に放置されていた、成犬2匹とその子犬とみられる3匹が、22日までに函館市内で見つかり、市立函館保健所と捨て犬の保護を続ける函館ワン・ニャンレスキュー(HAWN)が同日午後、保護した。成犬2匹は昨年6月に同レスキューが保護・譲渡した犬で、えさ不足で衰弱しながらも子犬を育てていた。メンバーは犬を最後まで責任を持って飼わなかったことに憤りながら、「今度こそ親子とも幸せに」と、新たな飼い主を探すことにしている。
元飼い主の知人から、同レスキューに連絡があり分かった。知人によると、1カ月半ほど前に子犬4匹生まれ、うち1匹はもらわれた。その後、元飼い主は犬を置き去りにして家を離れたらしく、現在は連絡が取れない状況だという。
犬は家に残っていた食料などで飢えをしのいでいたらしく、5匹とも命に別状はなかった。だが、保護当初、子犬(オス1匹、メス2匹)は食欲があり与えたえさを食べたが、成犬のオスは極端におびえて震え、母犬もやせていた。
同レスキューでは譲渡の際に、飼い主との間に避妊の徹底などを守る誓約書を交わしている。メンバーは「信用して引き渡しているが、とても残念。責任を持って飼ってもらいたい」と話している。
犬は同レスキューが保護し、新たに飼いたい人からの連絡を待っている。問い合わせは同レスキューTEL090・6997・6744。
提供 - 函館新聞社
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