江差海保の新巡視船「かむい」が入港
update 2005/3/23 11:57
【江差】江差海保署(久門洋一署長)に今月配属された巡視船「かむい」(195トン)の入港式が22日、江差港中央ふ頭巡視船係留岸壁で行われた。
式典では、新郷親樹船長が「乗組員一同が『かむい』の名に恥じず、桧山沿岸海域の守り神として、地域の皆さんの信頼に応えられるよう万全を尽くします」と、久門署長に入港報告を行った。
森吉高・函館海上保安部長は「『かむい』は根室海峡での領海警備で活躍した。桧山地域でも高い性能を十分に発揮して活躍してくれるものと期待している」と、乗組員に訓示した。
式典に出席した濱谷一治町長は「国際テロなど社会情勢が混とんとしているが、皆さんの健康と活躍を期待します」と、歓迎の言葉を述べた。式典には、飯田隆一町議会議長、干場マツエ江差町交通安全母の会会長らが来賓として出席した。
同署10代目の巡視船艇となる「かむい」の配属は、日本海沿岸の警備体制強化の一環。同署に昨年3月に配属、今月中旬には根室海上保安部に配属替えとなった、先代巡視船「かりば」と同型船だが、各種装備が強化されているという。
「かむい」は、全長46メートル、幅7・5メートル。船体は軽合金製。ウオータージェット推進で35ノット(時速約65キロ)以上の高速が出る。夜間でも海上の船舶などを識別できる赤外線捜索監視装置のほか、高い命中精度を誇る多銃身20ミリ機関砲を装備している。
提供 - 函館新聞社
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