道南初の快挙、防衛大学校に双子の吉川禅太、竜太さん合格
update 2005/3/22 09:57
函館市上湯川町に住む吉川禅太さん(20)と竜太さん(20)の双子の兄弟がこのほど、防衛大学校(理工学専攻)の合格通知をそろって手にした。自衛隊函館地方連絡部によると、同時に双子が合格するのは道南では初めての快挙。2人は未来に期待を寄せ、「春の訪れ」をかみしめている。
2003年3月に函館中部高校を卒業。3度目の挑戦となった今回、見事、競争率10倍の難関を突破した。
夢の端緒は、1995年に起きた阪神大震災―。被災者を思い、熱心に支援活動に取り組む自衛隊員の姿をテレビで見て以来、2人にとって自衛官はずっと「あこがれの存在」だ。
2年間の浪人生活中は自宅の同じ部屋に机を並べ、勉強に打ち込んだという。苦楽を共にして「夢の第1歩」を手繰り寄せた。
禅太さんは「将来は自衛隊を指揮する立場に就きたい。災害時の復興支援活動を通じ、市民の生活を守れれば」と笑顔。竜太さんは「国民から信頼される自衛官となり、社会に貢献したい」と抱負を語っていた。
提供 - 函館新聞社
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