市医師会館と看護専門学校が移転
update 2005/3/21 13:34
函館市医師会館と看護専門学校(旧附属看護高等専修学校)がこのほど、函館市元町33から、同市湯川3の38の45に新築移転。20日、同医師会会員らを対象にした内覧会のほか、同市大森町のホテル函館ロイヤルで落成記念式典、祝賀会が開かれた。看護専門学校は今春から現存の准看護学科(2学年、定員80人)のほか、看護学科(同、定員40人)を新設してスタートする。旧医師会館の建物と跡地はそのまま保存する。
内覧会には約120人が来場し、職員らの案内のもと、新築された館内の設備や教室などを見学した。記念式典では、建物の建築に携わった澄建築設計事務所と高木組、同医師会の功労者に感謝状が贈られた。
同看護学校の校長で、同医師会の山英昭会長は「新会館を新たな拠点に医師としての社会的使命と看護士の人材育成をさらに進めていきたい」と話した。
同会館の移転は、建物の老朽化を理由に1987年の総会で決議されていたが、バブル経済の崩壊など景気の低迷が続き、宙に浮いていた。
昨年7月に着工し、同12月に工事を終えて移転した。
建物は鉄骨造り3階建て。敷地面積は約2040平方メートル、延べ床面積は約2997平方メートル。建築費は約5億円、設備費は約7000万円。医師会館分は会員負担で、別途積立金1億5000万をを取り崩し、立て替えた。看護学校部分は約1億1287万円を国などの補助で得たが、残り約3億円は受益者(学生)負担でまかなうことにしている。
建物は近代的な造りで、1階部分は同医師会の事務局や図書室、視聴覚室などを完備。2階、3階は看護専門学校の教室や実習室、研究室などがある。
提供 - 函館新聞社
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