佐々木明選手が故郷に帰りリフレッシュ
update 2005/3/20 13:35
【大野・七飯】大野町出身のアルペンスキーヤーで、来年のトリノ五輪出場が内定した佐々木明選手(23)=ガーラ湯沢=が、七飯町のニヤマスキー場でリフレッシュしている。同スキー場ではゲレンデに特製の“ジャンプ台”を造って歓迎。また、大野町役場前にはこの日、五輪内定を祝う看板も設置されるなど、ゆかりの地は、祝福ムードに包まれている。
佐々木選手は、13日にスイスで行われたスキーワールドカップ(W杯)最終戦を終えて帰国し、18日に里帰りした。24日ごろまで滞在の予定。同スキー場では、佐々木選手の原点である「楽しむスキー」で、世界各地を転戦したシーズンの疲れを癒す。
佐々木選手の母・満智子さん(56)がニヤマスキー学校のインストラクターだったことから、佐々木選手は3歳のころからスキーを始めた。同スキー場は「毎日通った」思い出の場所。今回も「ニヤマで滑りたい」と多忙の合間を縫って帰町。同スキー場もこれに応え、ファミリーゲレンデの一部に、高さ約5メートルのジャンプ台を造成。佐々木選手が用意したスキー用のレールも2カ所に設けられた。
19日には佐々木選手が幼少から付き合いのある大野町在住のプロスノーボーダー、中村光貴さん(30)らと訪れた。佐々木選手は「着地が気持ちいい」と、後ろ向きで跳ぶなど高度なテクニックを披露していた。
佐々木選手は「前回のソルトレーク五輪では直前に出場が決まったが、今回は1年前なので余裕がある。自分の中でいいリズムを作って五輪に臨めそう」と、本番にピタリと照準を合わせる。
一方、立て看板は大野町が設置。幅0・9メートル、高さ約5メートルのアクリル板製で、「祝 トリノオリンピック出場内定 佐々木明選手」と大きく記されている。この日は佐々木選手の父・悦郎さん(56)や、稲場隆夫助役、後援会関係者ら10人余りが設置を見守った。
町民ら約1000人でつくる「オリンピック選手佐々木明後援会」(会長・吉田幸二町長)の事務局は「五輪に向けて写真入りの看板に改めるなどしたい」とし、本番に向けて応援態勢を整えることにしている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。