住基台帳の閲覧制限へ/予算委で市が方針
update 2005/3/19 10:16
函館市議会第1回定例会は18日、予算特別委員会(岩谷正信委員長)での審議を続け、棚池正治戸籍住民課長は住民基本台帳の閲覧について、新年度の早い時期に大幅な制限を加える方針を明らかにした。また、これらを受け、佐藤吉見市民部長は現在、庁内の内規で定めている閲覧の諸条件について、条例化を検討する考えを示した。
板倉一幸氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。
同課によると、市は住民基本台帳法に沿い、住所、名前、生年月日、性別の4情報について、世論調査など適正な使用目的に限り、閲覧を許可している。料金は1件300円で、月曜を除く平日に1日5時間、1回の申請で4人まで閲覧できる。申請ごとに閲覧できる日数の制限はなく、時間と資金、人手があれば大量の情報を入手できる。
今回は全国で相次ぐ情報の不正利用を受け、閲覧の制限を検討。申請1回につき閲覧日数の上限を4日間とし、人数も1人まで減らす方向。申請は閲覧希望日の2週間以上前に出さなければならず、同じ申請者が1カ月の間に閲覧できる日数は大幅に抑えられる。
このほか、業務の繁忙期となる3、4月は閲覧を受け付けず、祝日の翌日も閲覧をなくし、1日当たりの時間も4時間に減らすことなどを協議している。
同課は新たな制度の導入で、年間3万件程度ある閲覧件数が15%程度まで減少するとみている。
このほか、西尾正範助役は現在、旧函館市内のみが対象になっている、高齢者や障害者らへの市電、函館バスの料金助成制度について、制度の見直しと合わせ今後、旧4町村地域への適用も検討していく方針を示した。
熊坂成剛氏(民主・市民ネット)らへの答弁。
提供 - 函館新聞社
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