函館の情報公開度、政務調査費関連には改善点残るも任意23市中トップ

update 2005/3/19 10:12

 全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋市)の情報公開度ランキングで、函館市は都道府県と政令指定都市を除き、各地のオンブズマンが任意で調べた23市中、最も情報公開が進んでいると判定された。ただ、政務調査費関連で市議の活動成果の書類がなかったことなどから、同事務局は「他都市と同様、取り組むべき点は残されている」としている。

 47都道府県と13政令指定都市、任意の23市を対象に昨年11月に実施した。このうち、23市については11項目、115点満点で調べた。

 函館市の得点は91点。外郭団体の土地開発公社関連では情報公開制度を設けているなど、4項目とも満点だった。また、情報公開にかかるコピー代金や交際費の公開範囲などでも高い評価を受けた。

 しかし、政務調査費についての項目では、ほかの22市と同じく、議員の活動成果の書類がないなど、問題点を指摘される形になった。

 同事務局は「土地開発公社などについては評価できる。しかし、政務調査費関係は先進地の長野県や札幌市などと比べ遅れており、早急に改善すべき」としている。

 このほか、道は都道府県ランキングで8位、札幌市は政令指定都市中、トップの成績だった。(奥山秀俊)

提供 - 函館新聞社



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