北美原小がリングプル集め渡辺病院に車いす寄贈

update 2005/3/17 12:17

 函館北美原小学校(野呂克巳校長)の児童が、4年がかりでアルミ缶のリングプルを600キロ集め、車いす1台を手に入れた。この車いすは函館渡辺病院(三上昭廣院長)に贈られ、16日には同校で贈呈式が開かれた。

 リングプルの回収活動は、2001年に一クラスで始まり、その後全校の取り組みに発展。歴代の児童会が中心となり、商店に回収箱を置いてもらうなど地域にも協力を求めながら、コツコツと回収を続けてきた。

 車いすは、リングプル再生ネットワーク(江別市)を通じ、600キロのリングプルと引き換えに入手。全校児童に希望を聞いた上、児童会(伊藤友里会長)で話し合い、同病院への寄贈を決めた。

 贈呈式には、児童会役員が出席し、三上院長らに車いすを手渡した。伊藤会長は「車いすを贈ることができてうれしい。いろいろな人に協力してもらったので大事に使ってもらいたい」。同病院では、贈られた車いすを外来病棟で活用する考えで、「苦労の結晶なので、重く受け止め大切に使わせていただきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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