老人大学が最後の卒業式
update 2005/3/17 12:16
本年度限りで廃校となる北海道老人大学函館校(校長・井上博司函館市長)の卒業式が16日、函館市内のホテルで開かれ、42人が卒業証書を手にした。
式では、出席した学生41人が副校長の河合裕秋・渡島保健福祉事務所長から卒業証書を受け取った。の木村勝雄さん(74)=同市東山2=が「学んだ日々を忘却することなく、持てる力を社会生活の中で役立てていきたい」と、卒業生を代表してあいさつした。
同大は道長寿社会振興財団(札幌)が、60歳以上の高齢者を対象に、地域社会活動の指導者養成を目的に道内6カ所で開校。
24年前に開校した函館校では、渡島・桧山管内の学生が2年間、月2、3回の講座で、健康管理や一般教養のほか、介護技術や園芸などを学んできた。
しかし、同大6校は道からの助成廃止のほか、各自治体で高齢者を対象とした学びの場の開設が相次ぎ、学生も減少したため閉校することになり、この日が最後の卒業式となった。
提供 - 函館新聞社
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