道南の名所を車体にあしらった広告バスが台北市を巡回

update 2005/3/16 10:00

 来来(おいでよ)函館―。道南の名所を車体にあしらった広告バスが、台北市(台湾)を巡回し、現地で話題となっている。市内・近郊を走る路線バス50台の車体側面に、世界に知られる夜景などをラッピング。函館観光をPRしており、来函者増に一役買いそうだ。31日まで。

 道南の観光業者でつくる北海道観光連盟プロモーション委員会道南地域部会(中野豊会長)が、台湾観光客誘致の一環として、約250万円を掛けて初めて企画。日本国際博覧会(愛知万博)期間中、台湾からの訪日観光客の査証(ビザ)が免除されるのに合わせ、1日から広告を施している。

 広告は、長さが9メートル、幅1・5メートル。函館の夜景や、春の五稜郭公園と大沼国定公園の風景を加えた2パターンを用意した。夜景の図柄には、世界3大夜景の一つとキャッチコピー入れ、世界的な観光地であることをアピールしている。

 同部会事務局の函館国際観光コンベンション協会によると、道南の観光団体が国内外でバス広告を活用するの初めて。日系企業・団体が、台北でバスを利用したキャンペーンを張るのも初だという。

 同協会は「台北の市内近郊には約2300台の路線バスが運行しており、動く宣伝媒体として価値が高い」と説明。「日本からは、前例のない取り組みなので、台湾の方にもインパクトがあったのでは」と手応えを感じている様子だった。

提供 - 函館新聞社



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