バイオクリエイトがガゴメ商品を首都圏にPR

update 2005/3/16 10:00

 道南産のガゴメ(トロロコンブの仲間)を使った製品を開発する「バイオクリエイト」(函館市豊川町、高野元宏社長)は15日、首都圏の住宅など2万戸を対象に、自社商品をPRする新聞折り込みチラシを配布した。今後もテレビやラジオなどの媒体を使った宣伝に力を入れ、商品の売り上げ増を狙う。

 同社は、産学官連携の下で新事業の創出を目指す「都市エリア産学官連携促進事業」から生まれた共同出資会社。ガゴメに含まれる「フコイダン」や「アルギン酸」「ラミナラン」など、肌の保湿力や体の抵抗力を高めるとされる物質を使った商品を製造する。

 昨年12月上旬に化粧水などの商品化に成功し、インターネットや市内の店頭などで販売を開始した。しかし3カ月間の販売数が、当初の目標を大幅に下回る各1300個程度と振るわず、知名度を上げようと今回の対策に踏み切った。今後はチラシの効果を見極めた上で、深夜の通信販売番組なども利用する方針だ。

 また同日、3アイテム目となる新商品「がごめ黒酢」(600ミリリットル入り、2800円)の発売を開始した。同社は「ガゴメは生活習慣病や美容に効果的な成分を含んでおり、ニーズはあるはず。今後も周知や新製品の開発に努めたい」と張り切っている。

提供 - 函館新聞社



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