奥尻線、HACが引き継ぎ

update 2005/3/15 11:43

 函館―奥尻線の存廃問題で、北海道エアシステム(HAC、千歳市)は14日、来年4月から、同区間を運航しているエアー北海道(ADK、函館市高松町)の事業を引き継ぐと、発表した。通年運航する予定だが、運賃やダイヤは未定。就航2カ月前までに計画を立て、東京航空局に認可申請する。

 機材は、ADKの双発プロペラ機「DHC―6」(19人乗り)より大型の「サーブ340B」(36人乗り)を使用する。運航体制は現在の1日2―3往復は維持できないもようで、1―2往復に減らされるとみられる。

 ADKが撤退の意向を固めた昨年5月から、HACや親会社の日本航空と調整を進めてきた道は「とにかく合意にこぎ着けられ、よかった」と安ど。市空港課も「路線存続が決まり、本当にうれしい。函館、奥尻の両地区だけでなく、道やHACととも、歩調を合わせ、利用促進を図りたい」と話している。

 HACは同日、7月から丘珠―紋別間への参入も表明。奥尻線と合わせると、同社が展開するのは、道内9路線となる。

提供 - 函館新聞社



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