エアトランセ、帯広線就航

update 2005/3/15 11:43

 新規航空会社、エアトランセ(函館市高松町、江村林香社長)の函館―帯広線が13日、就航した。同区間初の定期便で、現在の函館空港では12番目の路線。

 江村社長は第1便出発に先立ち、「今日からが本当の始まり。これからも見守っていてほしい」とあいさつ。木村孝男・市助役ら空港関係者とともにテープカットし、新路線開設を祝った。

 初便は予定通り、同日午前8時半ごろ、函館空港を満席で離陸。整備士らは手を振って見送り、感激の涙を流す姿も見られた。フライトは順調で、約1時間後、帯広空港に着いた。

 米国製双発プロペラ機「ビーチ1900D」(18人乗り)で1日2往復する。運賃は片道2万5000円で、陸路で6時間掛かる同区間を約1時間で結ぶ。年間利用者は、2万5000人を見込んでいるという。

 同社は、同区間の路線開設を目指していた「エアァシェンペクス」が前身で、江村社長らが昨年8月、経営の立て直しに着手。11日にすべての許認可を受け、就航にこぎ着けた。

提供 - 函館新聞社



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