江差追分会厚沢部支部50周年祝う
update 2005/3/15 11:41
【厚沢部】江差追分会厚沢部支部(古田博支部長)の創立50周年記念祝賀式が13日、厚沢部町緑町のドライブイン「椰子乃木(やしのき)」で開かれた。会員やゆかりの人たち約100人が参加して祝杯を挙げた。
古田支部長は「1973年、手作りの追分道場が完成して以来、諸先輩の応援を受けながら、江差追分全国大会などで数々の優勝・入賞者を輩出した。江差追分の伝統のともしびを消すことなく頑張りたい」とあいさつした。
同支部を指導する、下川部久治同会上席師匠は「50周年を迎えられたことに心からお礼申し上げます。50年前から一緒にけいこした仲間の顔ぶれを思い出します」と、喜びの言葉を語った。
同会会長の濱谷一治江差町長は「江差の町に戻ると自然と追分を口ずさむことがある。それぞれの立場で歌に織り込められた追分の神髄に迫ってほしい」と激励した。
澤田孝一厚沢部町長の代理で出席した、笹谷勝博助役は「追分は北国の厳しい自然と生活の中から生まれた人間賛歌。数々の優勝者を輩出した支部は町民の誇り」と、長年の活躍をたたえる町長のメッセージを伝えた。
下川部上席師匠には、古田支部長から長年の指導に対する感謝状が、第29回全国大会優勝者の木村香澄さんからは花束が贈られた。
祝宴では、川口肇・同町議会議長の「おめでとう」の発声で祝杯を挙げた。続いて支部会員が、下川部上席師匠のソイ掛けで、万感の思いを込めた追分を合唱、祝宴に彩りを添えた。また、会員による民謡や踊りも披露され、参加者からは盛んな拍手が送られた。
同支部は1955年創立。74年には、檜山営林署から造林作業小屋の払い下げを受け、念願だった追分道場を開設。同年の第12回全国大会では渋田義幸さんが支部初の優勝者となった。以降も沢口一雄さん(80年)ら多くの優勝者を輩出した。現在の会員数は23人。
提供 - 函館新聞社
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