函大有斗バレー部の古田史郎選手、全国中学・高校バレー男女選抜強化合宿に参加

update 2005/3/12 13:29

 函大有斗高バレーボール部の古田史郎主将(2年)が、今月26日から31日まで東京・国立代々木第一体育館などで開かれる2005年度全国中学・高校バレーボール男女選抜強化合宿(日本バレーボール協会主催)のメンバー24人に選ばれた。先月の全国高校選抜優勝大会南北海道大会で全国行きを逃した古田にとって、新たな「全国切符」を得たことは大きな意欲と励みとなっている。「自分の力を試したい」と、“日本代表”としてプレーすることに胸を躍らせている。

 優勝候補と目された選抜南大会では、2回戦で準優勝の東海大四にまさかのストレート負け。人一倍責任感の強いチームの「大エース」のショックははかりしれず、「バレーボールから一時離れようかと思った」ほどだった。そんな中、受けた全日本選抜入りの知らせ。「最初は実感がわかなかった」と、驚きを率直に振り返る。

 「将来の全日本選手の育成を目的とする」という、今回の選抜強化合宿の参加者は全国から24人。“狭き門”を通ったことは、本人のやる気とともに危機感も生み出している。187センチの身長は全日本レベルでは、それほど高くない。チーム内では大砲だが、「求められるのはオールラウンドなプレー」と自覚、練習では「すべてのプレーを正確に」を意識し、アタックに加えアンダー、オーバーパスなど攻守双方に時間をかけて取り組んでいる。

 特に気を付けているのが、サーブカットの正確性だ。チームの練習以外にもマシンを使って自主的に励み、レシーブの安定性を高めている。また、下半身強化でジャンプ力を、上半身を鍛えてスパイクのパワーをと、全身の筋力アップを目指すトレーニングにも意欲的に取り組むなど、身体改造にも余念がない。

 「自分の目指すプレーがまだ確立されていない」というもどかしさを感じながらも、全国のレベルを肌で感じられる場の体験が、本人の意識をさらに押し上げている。山田伸二監督も「大舞台で自分の足りないことが分かる選手。経験が自分、チームにどう作用するか楽しみ」と期待を寄せる。

 「自分のことをすべて知っている」と全幅の信頼を寄せる山田監督を全国大会に連れていくのが高校競技生活最後の目標だ。インターハイ道大会がラストチャンスになる。「合宿で何が足りないのか、何をすればいいのかをつかみ、チームに還元したい」ときっぱり。敗戦の悔しさを知る大エースは完全復活を誓い、自身の飛躍とチームの底上げを目指している。

提供 - 函館新聞社



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