バル街電車ではしご酒/西部地区で3回目のバル街開催

update 2005/3/10 11:37

 函館市の西部地区で9日夜、スペインの飲食店街「バル街」に見立てて、飲み歩きを楽しむ催し「函館西部地区バル街」(実行委主催)の3回目が開かれた。車内でバーを営業する「バル街電車」が走り、老舗レストラン「五島軒」(末広町4)が初めて参加するなど、前回とひと味違った内容で、大勢の市民が夜の旧市街地で、“はしご酒”を楽しんだ。

 チケット1枚で飲み物1杯とピンチョー(つまみ)が味わえ、希望する店をはしごできるのが魅力。参加店は前回より5軒多い41軒で、チケット1200枚が完売するほどの人気ぶり。

 目玉となったバル街電車は午後6時48分発の駒場車庫前から営業を開始。多数の参加者が乗り、すし詰め状態の車内では、老舗バー「杉の子」(若松町19)のマスター、杉目泰郎さん(80)がシェーカーを振り、オリジナルカクテル「摩周丸」などを振る舞った。初めて参加した弥生町の主婦、池田悦子さん(62)は「(電車に)乗り合わせた人と昔からの知り合いのように会話ができて楽しい」と笑顔だった。

 五島軒では「生ハムとフランスパンの生はるまき」など、店の特徴を生かした当日限定メニューを提供。「普段は観光客が多いが、今夜は地元客がほとんど。これを機に若い人が気軽に足を運んでくれるようになれば」(同店)と満足そうだった。

 同じく初参加のフランス料理店「唐草館」(青柳町21)は、一夜限りのワインバーとして営業。同店のソムリエお薦めのフランスワイン5種類を用意した。同市港町から来た学生の池田尚聡さん(28)は「普段入りにくい店に気兼ねなく入れるのが魅力。とてもいい企画」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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